高齢出産になると、ダウン症に代表される
染色体異常児が生まれる確立が増えることを
お伝えしました。
ならば、生まれる前に、赤ちゃんの異常を
知る方法はないかというと、
あります。
【羊水検査(羊水穿刺)】です。
方法は、妊娠13~15週のころに、お母さんのお腹に
針を刺して羊水を採取し、その中に含まれている
胎児由来の細胞(胎児から剥がれ落ちた皮膚細胞など)の
染色体を調べます。
染色体の検査をするには、胎児の細胞を培養して増やす
ことが必要なので、通常、結果が出るまで2~3週間かかります。
ただ、稀に(1%以下の頻度)採取できた細胞数が少なすぎたり
うまく培養できなかったりで、結果が出ないこともあるそうです。
羊水検査は保険対象外なので、全額自己負担です。
検査費用は10万円前後です。
羊水検査のリスクとしては、1000人に1~3人と、
ごく稀ではあるものの、流産を引き起こすことがあります。
赤ちゃんを外部から守っている卵膜に針で穴を開けることから、
感染症やRh不適合(お母さんがRh-で胎児がRh+のときに
起こる)、針を刺したときに赤ちゃんを傷つけてしまう
などのリスクも、確立は低いとはいえ、あります。
でも、1番大切なことは、
【染色体異常が見つかったときにどうするか?】
という覚悟を親になる2人できちんと決めておかないと
いけない、ということです。
せっかく授かった命。
赤ちゃんを望んだあなたの元に来てくれた命。
その命をあきらめる(堕ろす)かどうかというところまで、
夫婦できちん話し合って結論を出してからでないと
受けてはいけない。
そういう検査だと思います。
検査によるリスクや倫理面の問題もあり、現在、
産院では羊水検査を積極的には勧めていないそうです。
ちなみに、私は受けませんでした。
ダウン症が起こる確立と検査による流産の確立。
この二つを天秤にかけた場合、果たして、検査による
流産のリスクの方がうんと少ないと言い切れるでしょうか?
そして・・・
生まれる前に知ることによる【恐怖】と、決断の【重み】。
羊水検査は非常にデリケートな検査だといわざるを得ない
でしょう。